日本経済を考えるには景気について考えるのが一番です。
景気のサイクルは、いろいろありますが…。黄金の循環とか、黄金サイクル、とか、時々耳にするのは、景気循環の4つのサイクル(四つの波)が、すべて上昇に重なる状況を言うようです。
景気循環には4種類のサイクルが存在しています。
1.在庫循環短期波動とも呼ばれる約40ヶ月の比較的短い周期の循環「キッチン・サイクル(キチンの波)」
2.中期波動とも呼ばれる約10年周期の設備投資循環である「ジュグラー・サイクル(ジュグラーの波)」
3.建設需要に起因するサイクルで約20年の周期の循環である「クズネッツ・サイクル(クズネッツの波)」
4.長期波動とも呼ばれる約50〜55年の周期の循環である「コンドラチェフ・サイクル(コンドラチェフの波)」。技術革新の波、名目の波、あるいは物価の波とも捉えられるようです。
そして、日本経済は、2006年から、この景気循環の4つのサイクル(四つの波)が、全て上昇に重なっているということで、戦後3回目の景気循環の「黄金サイクル」と言われ、2010年前後にかけての景気拡大が期待されています。
後から思い起こすと、あの80年代後半の好景気をバブルと称したのは、とても言い得て妙だとつくづく思います。
石鹸の泡が数多に細かく現れては、ぱちんぱちんと消えていく様は、まさにあの頃の景気そのものと言えるでしょうか。
世の中はまるで浮かれているかのようで、明日と言う日も教徒同じように続いていくと思うように、来年も再来年もまたその後も、同じように続いていくものだと根拠も無く信じていたような節がありました。
贅沢が、善し悪しは別として、美徳のように思われるようなこともあり、グルメや美食と言う言葉が、悪いイメージ無しに巷に使われた時でもあります。
メディアや出版に関しても、とても景気がよかったのだと思えるのは、とにかくあれもこれもと企画が通っていきました。
バブルと言う名称が言い得て妙だと思うのは、まるで石鹸の泡がその泡によって洗うものを綺麗にするように、バブル景気が弾けたことで、余分だと思われたものがことごとく影を潜めていったように思われます。
ただし、あまりに作用が強すぎて、手や布地まで傷めるような、強力に洗いすぎる石鹸のようであったかもしれません。
バブル景気に私たちは何を学んだでしょうか。
景気がよくなっていると言われる昨今、手を洗う時の石鹸の泡を見ると、つい心を引き締める思いがします。
いざなぎ景気を越えて、今後の景気の見通しはどうなんでしょう?
いざなぎ景気越え…っていっても、あまり好景気の印象は肌に感じられないというかです。
それは、今の所、いざなぎ景気越え…の好景気とはいっても、それが期間的なものだけ越えていて。輸出中心の好景気で、企業側は、賃金カットやリストラによって、支出を抑えていることによる好景気。
何より、デフレ。それが、改善されつつある、いざなぎ景気を越えての今後は、明るい景気拡張の未来、と、思っていいのでしょうかね?
デフレがインフレに転じ、更に、ゴールデンサイクルとかで、景気の4つの波が、去年末には全部上昇…っていう好材料が来て2010年前後に掛けて、景気拡大が確実だなんて話しもあるのだから、今後は、やっぱり、活気のある消費メインの好景気になって欲しいかな。
バブルの時みたいに、行き過ぎなのは問題だけれども、何だか、もう少し、景気の良い所を、肌で感じたいと思うのです。